『DPI女性障害者ネットワーク新報告書刊行記念 東海シンポジウム』
「弱さを肯定しあえる社会へ
~障害のある女性の経験をとおして語りあおう~」
場所:労働会館 本館2階 第1、2、3会議室
参加費:無料
定員:100名(※定員になり次第、締め切らせていただきます)
申込期限:8月18日(日)までにお申し込み下さい。
Ⅰ部、Ⅲ部はオンラインでも参加できますが、ぜひ会場へお越し下さい。
後援:社会福祉法人AJU自立の家、愛知原告を支援する会
『DPI女性障害者ネットワーク新報告書刊行記念 東海シンポジウム』
「弱さを肯定しあえる社会へ
~障害のある女性の経験をとおして語りあおう~」
優生保護法に関する最高裁大法廷判決を受けた声明
2024年7月 5 日
DPI 女性障害者ネットワーク
代表 藤原 久美子
私たち DPI 女性障害者ネットワークは、1986 年の設立当初から、優生保護法撤廃を求め
てきた障害女性を中心とするネットワークです。また、同法をも逸脱して行なわれてきた、
障害女性の子宮摘出をやめるよう、訴えてきました。
障害女性のリプロダクティブ・ヘルス・ライツ(性と生殖に関する健康と権利:第 5 次男
女共同参画基本計画/内閣府より、以下同)が実現するように、他の女性団体とともに、国
内外へ働きかけるなどの活動もしています。
2024 年 7 月 3 日、最高裁判所大法廷(戸倉三郎裁判長)は、この法律が憲法違反であり、
その損害は 20 年を過ぎたからと言って免れることではないとして、国の主張を退けました。
この判決を強く支持します。
中でも障害のある女性たちは、この法律で奪われた性と生殖に関する健康と権利を、今な
お否定されがちです。
本判決が、障害女性の性と生殖に関する健康と権利を含むすべての尊厳を取り戻し、優生
思想のない社会に向けた大きな一歩となるよう、国は本判決を重く受け止め、まだ声を上げ
ることのできない方たちも含め、被害者に真摯に謝罪すべきです。そして、一時金ではなく
賠償としての補償を行うための法律を策定し、可能なかぎりすべての被害者が謝罪と賠償
を受けることができるようにすること、被害の更なる調査、二度と同じ過ちを繰り返さない
ための検証を適切な人材を確保して行い、優生思想のない社会にするための施策を講ずる
ことに取り組むべきです。
ただどんなに謝罪と損害賠償を受けても、被害者の身体が元に戻るわけでありません。
しかし、すでに高齢となった原告たちに、これ以上心身共に大きな負担となる裁判を強い
ることだけは、止めてください。全国で 39 名の原告が提訴しましたが、すでに 6 名の方が
亡くなられました。被害者に一刻も早い謝罪と損害賠償が望まれます。
国は本判決を受けて、各地の裁判を早急に終わらせることを強く求めます。
以上
DPI女性障害者ネットワークの新報告書発行記念の学習会を、5月25日(土)午後、札幌
で開催します。
オンライン併用ですので、ぜひご参加ください。
この学習会は、さまざまな被害体験を背景に病気や障害に苦しむ女性たちへの支援を
行っている、札幌のNPO法人リカバリーさんとの共催で行われます。
詳しい内容はPDFとテキストで添付し、下にも貼り付けます。
オンライン申し込み締め切りは5月23日。オンライン参加お申し込みの受付は終了しました。
会場参加は当日も受け付け可能です。
*****
私たちが声をあげるとき
「DPI女性障害者ネットワーク*新実態調査報告書」完成学習会in さっぽろ
日時:2024.5.25(土) 13:30-16:00(開場13:00)
場所:札幌エルプラザ4階大会議室&オンライン
障害をもっていること、女性であること、さらにはその他の独自性が重なり合って不利益や被害を受ける“複合差別”への理解を深めるために、DPI女性障害者ネットワークとNPO法人リカバリーの共催による研修を開催いたします。今回はメンタルヘルスの不調や、見過ごされてきた成人期の発達障害に伴う困難についてもスピーカーが登壇されます。なお本研修は、対面とオンラインのハイブリッド型で開催いたします。
多くの方に、ジェンダーと障害という掛け合わせのなかで浮かび上がる“複合差別”の現状を知っていただきたく、たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。
第1部 『障害のある女性の困難を可視化して』13:30-14:20
佐々木貞子(DPI女性障害者ネットワーク)「複合差別実態調査とその後10年の活動から」
藤原久美子(DPI女性障害者ネットワーク)「障害女性の課題をメインストリームに!」
吉成亜実(筋ジス病棟の未来を考えるプロジェクト・オンライン登壇)「『嫌な気持ち』を『仕方ない』で済まさないで」
第2部 『障がい×ジェンダーの課題に取り組む』14:30-15:10
大嶋栄子(NPO法人リカバリー)「ジェンダーの視点からみる女性のメンタルヘルス」
まゆみ「トラウマを生き延びるということ」
第3部 『私たちが声をあげるとき』全体トーク 15:20-16:00
モデレーター 大嶋栄子(NPO法人リカバリー)
参加者および登壇者のみなさん
<参加申し込みについて>
以下のいずれかの方法でお申し込みください。
①Peatixによる 案内チラシ内のQRコードから
②メールによる:info@recovery-soleil.com
③電話による:011-374-6014 (NPO法人リカバリー)
④FAXによる:011-374-6041(NPO法人リカバリー)
*いずれの場合にも対面/オンライン、氏名、連絡先(携帯)、ご所属などをお知らせください。
*参加費用はいずれも無料です。
*対面参加、オンライン参加いずれの場合にも手話通訳および要約筆記をご覧いただけます。
*本研修に関するお問い合わせ
NPO法人リカバリー(札幌市東区北33条東15丁目1-1-4F)
電話:011-374-6014 行方(なめかた)
DPI女性障害者ネットワークとは、障害のある女性のエンパワメントと優生保護法撤廃を目的に、1986年スタートしました。障害種別やライフスタイルも多様な女性たちが集まり、自らが被っている複合差別解消を目指して、政策提言や啓発活動を行っています。
メンバーには障害のない女性もいます。お互いの違いを認め合い、誰もが人権を尊重され、自分らしく生きられるインクルーシブな社会を目指して活動を続けています。
2023年6月に『障害のある女性の困難~複合差別実態調査とその後10年の活動から~』を出版しました。この冊子を紹介し、全国五ヶ所にて研修をおこなう予定としています。
<会場まで:交通のご案内>
*JR札幌駅より徒歩3分
*地下鉄南北線さっぽろ駅より徒歩7分
*地下鉄東豊線さっぽろ駅より徒歩10分
*札幌駅北口地下歩道を直進し、12番出口横から建物の中まで直通することができます。
ソーシャルジャスティス基金助成事業
DPI女性障害者ネットワークでは、昨年、約10年の時を経て刊
今回は京都での開催のお知らせです。
京都での開催では、性暴力被害者への支援をメインテーマとして、
ご参加よろしくお願いいたします。
DPI女性障害者ネットワーク新実態調査報告書完成学習会in京
「私たちが性暴力被害者への支援にもとめていることって」
〈開催日時〉
2024年3月23日(土)13時30分~16時30分
※受付開始13時から
〈会場〉
同志社大学新町キャンパス新創館
〈参加費無料〉
〈定員〉
80名(会場参加:事前申込み制)
※手話通訳が必要な方は3月13日までに下記へご連絡ください。
※YouTubeリアルタイム配信有り(申込まれた方へURLお
〈参加申し込み・お問い合わせ〉
障害者権利条約と完全実施をめざす京都実行委員会女性部会(香田
連絡先:090ー8886ー9377
miyabi-kyotojapan@docomo.ne.jp
FAX:075ー671ー8418
〈開催趣旨〉
「性暴力被害者ワンストップ相談支援センター」が私たち障害女性
お話の中で、それぞれに気づきがあったら嬉しいです。
〈DPI女性障害者ネットワーク複合差別実態調査報告書〉
障害があり、女性であるために被る困難を可視化しようと、201
新実態調査報告書でも中心的に取り組んできた障害女性とともに様
障害女性への暴力も重要なテーマとして取り上げています。
私たちの活動の原動力となっています。
〈報告者〉
◎井上摩耶子(ウィメンズカウンセリング京都・京都SARA)
「男女共同参画」と「健常・障害者共同参画」を求めて
◎周藤由美子(ウィメンズカウンセリング京都・京都SARA)
「障害のある女性が相談しやすくなるために~京都SARAの取り
◎岡山祐美(日本自立生活センター ピアサポーター)
「望まない異性介助」
◎香田晴子(日本自立生活センター代表・京都SARA支援員)
◎村田惠子(DPI女性障害者ネットワークメンバー・京都頸髄損
トークセッション「私たちが性暴力被害者支援に関わって感じてい
◎森本京華(20代の女性障害者の方)
「初めて知った私の性」
◎DPI女性障害者ネットワークメンバー
〈コーディネーター〉
◎瀬山紀子(埼玉大学ダイバーシティ研究センター准教授・DPI
主催:DPI女性障害者ネットワーク
共催:障害者権利条約の批准と完全実施をめざす京都実行委員会女
●2016年2月13日女性差別撤廃委員会関係者や障害関係者に向けて、日本の現状と課題について英語版のリーフレットを作成しました。他に、これまで蓄積した活動のダイジェスト版等をCD-ROMに入れたり、ぱっとみて目立つようにクリアフォルダーに私たちのロゴシールを手作りして貼りました。本日上がった原稿の編集や連絡先を紹介してもらった委員会関係者へのアプローチも続いており、出発ギリギリまで諦めずに走ります!
●2月13日
最後の組もホテルに着き、みなさん無事にジュネーヴのホテルに到着。先に到着した組でロビー活動用の資料をセッティング!国連での活動は明後日の朝から。
●2016年2月14日
ジュネーヴは日曜日の早朝です。朝から、ホテルの部屋でみなさんの行動を調整中。今日は曇りの様子。現地時間で8時を回りましたが、外はまだ暗いです。
●2月14日
そして今日は少しの休息の時間を過ごしに、メンバーのジュネーヴ在住の友人宅へ。スイスの伝統料理、干し肉と、ラクレットチーズとおいしいデザートをいただきました!
国連の委員や関係者との面会で私たちの課題をどう伝えるか。ホテルのロビーで各チーム毎に最後の調整中です。時差の疲れもピークのなか、明日に向けて、もう一息!
●2016年2月15日
無事に国連パスをゲットしました。
開会までの間、カフェテリアで待ちます。
ランチタイムブリーフィングが始まりました!!開会しました!!!
開会式左奥に、議長の林陽子さん、対面にユニセフやWHOなどのGO、手前にNGO。
右から河口尚子さん、藤原久美子さん、真下弥生さん
国連から見える広場。
ランチタイムブリーフィング、無事に終わりました。
車いすを使っての移動の様子。
あっという間に日が落ちました。あまりに色々あった国連ロビー初日がなんとか終わりました。たくさんの経験になりました。明日まで、委員への追加情報提供が続きます。朝、このゲートを通ったのがもう随分前のような気持ち。明日、もう一日、乗り切ります。
ご支援いただいた皆さまへ。ジュネーブより、深い深い感謝を込めて。
国連ジュネーブ本部よりお礼ハガキを出させていただきました。ハガキ一枚一枚にコメントを書き、切手を貼っていると、ここまで来るのにどれだけの人の手に支えられていたのだろうかと、自然と涙がこみ上げてきました。 今回、渡航資金の多くを寄付という形で集めました。「まだ年金が入っていないから、少しだけど…」と届いた現金書留に千円が入っていたり、郵便口座の振込み額が5,555円(「Go!Go! Go! Go!」)だったり。国連でのロビーイング活動は何か月も前にこのような皆さんとのつながりから始まり、支えられていたのだと改めて感じました。
●2016年2月16日
いよいよ今日は日本報告審査の当日です。朝はギリギリの委員面談と情報インプット。そして傍聴がスタート。この間、メンバーは二手にわかれ、何人かは近くの事務所に国連の障害の特別報告官を訪ねています。
昨日、国連のカフェで話すことができた委員からの、障害女性に関する統計の不足と、そのための公共政策の不足についての質問がありました。政府(厚生労働省)回答は、女性に限られたものではないが、障害者に対するきめ細やかな支援を行っている、というものでした。 しっかり、聞いています。
ふひぃ。お昼休憩が2時間あるのは幸せ?と言いながらの昼食!ステーキと山盛りインゲンと不思議なアジアンテイストのヌードル料理にありつきました。ここは、A棟の地下レストランです。
国連の障害者権利ラポータ(特別報告官)のカタリーナさんに、条約の施行過程戦略をたっぷり1時間余り、お知恵拝借、熱くカタリーナ~(^_-)
午後のセッションがスタートしています。国の省庁からきた日本政府代表団が、委員からの質問に、主には日本語で答えています。年齢的には若い方が多いように思います。委員からの質問には、障害女性やマイノリティ女性グループの現状についてのものが多数出されています。マイノリティ女性についてのジェンダー統計の不足についてもたびたび指摘がされています。
日本審査が終わり、国連を後にしました。最後にうわさの国連のクジャクが見送ってくれました!
●2016年2月17日
今回、はじめてのCEDAWでのロビー活動で、国際障害同盟のビクトリアさんの強力な後押しを受けて、たくさんの委員に個別のアプローチをすることができました。障害女性の課題を個別課題とするのではなく、各課題のベースに障害の課題を位置づけ、主流化していくことが必要だ、という強い言葉を何度も聞くことができました。さまざまな課題も感じた活動でしたが、参加した一人ひとりがたくさんの貴重な経験を積むことができたと思います。今日で、メンバーの2名を残して、ジュネーブを離れます。今回の活動を支えて下さったみなさまに、心からの感謝を込めて。
ジュネーブでの活動報告はFacebookもしくはジャパンギビングをご覧ください!※ジャパンギビングは2019年にクローズされました。
<振込先>
◆ゆうちょ銀行 〇一八支店 普通口座 口座番号 4455652
名義 DPI女性障害者ネットワーク
(デイーピーアイジヨセイシヨウガイシヤネツトワーク)へのお振り込みをお願いします。
2016年1月27日12:00現在
寄付総額合計 1,975,412円
内訳)
Japangiving 839,300円のうち、713,405円(15%の手数料を引いた額)
ゆうちょ銀行 988,339円
現金書留、募金箱 273,668円
2023年11月29日に、内閣府男女共同参画局のページに、令和4年度(2022年度)「配偶者からの暴力に関するデータ」が追加されました。
傾向としては、相談者のほとんどは女性で、全体の2022年度の相談件数は、2013年度の約1.22倍となっています。障害のある人からの相談件数は、2022年度は、2013年度の約2.67倍となっています。そして障害のある女性からの相談件数は、2022年度は、前年度より865件増えています。
DPI女性障害者ネットワークは、毎回、データをもとに、グラフと表を作成しています。
■グラフと表
ワード版テキスト
■出典情報
DV相談件数
配偶者暴力相談支援センターの相談件数(内閣府サイト上)
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/data/01.html
DV相談プラスについて
2020年度から、SNS・メール・外国語にも対応するDV相談プラスが始まった。従来からのDV相談件数とは分けて報告されている。その報告書には障害のある人の相談例もあるが数的集計はない。
案内ページ
詳細報告のページ
https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/r02_dvplus.html
◆カンパを募集しています!
今夏の国連障害者権利委で
障害女性のロビイングのために◆
目標金額:60万円達成しました!
63万1千円ご支援いただいています。
たくさんのご協力ありがとうございます。
(2022年9月6日現在)
派遣メンバー帰国後コメント(9月6日 追記)
川合千那未
今回みなさまからの応援をいただき、メンバー2人と介助者3名でジュネーブに行くことができました!
委員のみなさんは私たちの話を真摯に受け止めて、質問の形にしてくれました。
それらの質問は、実際に日本に住んで、現状を見ているかのようでした。
私たちの声を直接伝えることはとても大切なことなのだと実感しました。
総括所見が出されたら、政府や自治体への働きかけに活用したいと思います。
ありがとうございました!
藤原久美子
ジュネーブでのロビイング・傍聴を終え、予定通りに帰ってくることができました。
会場のパレ・ド・ナシオンでは、孔雀と再会。日本から来た市民社会からの参加者、総勢110名でにぎわう中、会場の入り口やカフェなどで、資料を渡して私たちの思いを伝えることができました。委員は熱心に耳を傾けてくれ、直接お話しすることができてよかったです!ご支援・ご協力ありがとうございました!
また詳しくは、報告会で行いたいと思いますので、日程など決まりましたらお知らせします。ぜひご参加ください。
◆郵便振替口座
口座番号 00100-3-451127
加入者名 DPI女性障害者ネットワーク
払込用紙の通信欄にご送金の内訳についてご記入下さい。
◆ゆうちょ銀行
ア)ゆうちょ銀行からのお振込の場合
(記号)10170
(番号)44556521
(名義)ディーピーアイジョセイショウガイシャネットワーク
イ)ゆうちょ銀行以外からのお振込の場合
(店名)〇一八(読み ゼロイチハチ)
(店番)018
(預金種目)普通預金
(口座番号)4455652
(名義)ディーピーアイジョセイショウガイシャネットワーク
いずれも、振込手数料は恐縮ですがご負担下さい。
ゆうちょ銀行にご送金の場合、お手数ですが、メールでご送金の内訳をお知らせ下さい。
E-mail dwnj★dpi-japan.org または dpiwomen★gmail.com(★→@)
最高裁判所に対して「正義・公正の理念に基づく判決をもとめる」署名を集めています。
優生保護法の下で行われた、子どもをつくれなくする不妊手術、子宮や睾丸をとる手術の被害者が、国に、謝罪と補償を求めている裁判です。
署名を呼びかけているのは、全国各地の団体の集まり「優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会(優生連)」です。DPI女性障害者ネットワークも優生連に参加しています。
署名の方法は、オンライン署名と、紙の署名用紙に記入の2つありますが、どちらかの方法で、お一人が1回だけ署名できます。
◆紙の署名用紙をご希望の方は、優生連のホームページをご覧ください。
優生連のホームページ
https://sites.google.com/view/yuuseiren/home
◆オンライン署名は、次のURLからできます。
このURLを開くと、署名の呼びかけが書かれています。
(change.org キャンぺーン・優生保護法裁判に正義・公平の理念にもとづく最高裁判決を)その右側に、姓、名、メールアドレスを書き込む欄があり、記入することで署名できます。居住地と郵便番号の記入も求められます。
!ご注意!
署名の後に、「1000円でこのオンライン署名を応援し、賛同を増やすお手伝いをしませんか?」という頁が開き、「1000円で応援します」「支援はせずシェアして広める」の2つのボタンがあります。
「支援はせずシェアして広める」を選んでも署名はできます。
「1000円で応援します」は、署名よびかけ団体へのカンパではなく、オンライン署名サイトのchange.orgへのカンパになりますので、ご注意下さい。
【優生保護法と障害のある人と裁判について】
優生保護法(1948~96年)による、障害を理由とした不妊手術は約25000人に行われ、そのうち約16500人は、本人の同意なしに強制されました。その約70%が女性でした。子宮の摘出は、優生保護法さえ認めなかった手術ですが、月経をなくすために行われました。月経は、子どもを産むためだけではなく、まず女性の健康にとって重要です。子宮の摘出は、二重、三重の権利侵害です。
2018年1月に、被害者から最初の提訴があり、現在各地の原告は38人。高齢の方が多く、5人が亡くなられました。
これまでに出た高裁判決のうち、4つは、優生保護法は憲法違反であり国が賠償金を払うよう命じる原告勝訴でした。一方、1つは、被害から20年以上がたったため国の責任を問えないとして、原告が敗訴しました。上告されたこれら5つを、最高裁判所は大法廷で審理しています。
署名活動はここに「正義・公平の理念にもとづく判決を」と求めるものです。3月をめどに、目標は100万人です。
DPI女性障害者ネットワークでは昨年春からプロジェクトを立ち上げ、2012年の複合差別実態調査報告書その後10年の活動をまとめた冊子づくりを進めて来ました。
このたびようやく刊行することができましたので、お知らせいたします。
この10年の私たちの活動をお読みいただければ幸いです。
障害女性の被る複合差別をより多くの人々に知っていただき、解消へ向けた一冊となりますことを願っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
また、刊行に伴ってチラシも作成しましたのでご覧ください。
モノクロでプリントされる際は「ホワイト版」をおすすめいたします。こちらは地色を白にしています。
▽新障害女性2023報告書チラシはこちら
ピンク版PDF/ホワイト版PDF/Word版テキスト
—–チラシより引用—–
DPI女性障害者ネットワークの新しい報告書が完成しました!
障害があり女性であるために被る困難を可視化しようと、私たちは2012年複合差別実態調査報告書を刊行しました。
報告書は多くの方々に読まれ、私たちの活動の原動力となりました。
このたび、その後の活動をテーマ別にまとめた「障害のある女性の困難 複合差別実態調査とその後 10年の活動から」を刊行しました!
第一部は2012年の報告書の生きにくさに関する調査を再録し、第二部は、各テーマに中心的に取り組んできた障害女性が総論を執筆しています。
また、コラムとして様々な立場の人々からご寄稿いただきました。
詳しくは裏面の目次をご覧ください。
複合差別解消への歩みを確かなものとするために、ぜひご活用ください。
頒価は、1冊千円(送料込み)です。 A4判・90頁
ご注文は、メールのタイトルに「障害女性2023報告書」と書いて、
dwnj@dpi-japan.orgまで、ご連絡下さい。
このメールアドレスからお返事しますので、受信できるように設定をお願いします。
もし1週間たっても連絡がつかず、迷惑メールにも見つからない場合には、次のメールアドレスにご連絡下さい。
dpiwomen@gmail.com
***
この報告書はテキストデータ版があります。障害があり活字印刷物利用が困難なかたはお問い合わせ下さい。
***
目次
はじめに
第1部 『障害のある女性の生きにくさに関する調査(複合差別実態調査)』(再録)
第2部 『複合差別実態調査報告書』その後の10 年の活動から
気づいてほしい私たちの障害
・難聴は、母から受け継いだ私のルーツ
・私の意見を聞いてほしかった
1 性と生殖に関する健康と権利
・性と生殖に関する健康と権利」をめぐる障害女性の運動と課題
~優生保護法への取り組みをとおして
・リプロ・ライツを否定されて
・障害女性と子育て ~子どもと一緒に、公園に行きたい
・障害のある人の子育て ~差別と偏見を超えて
2 生殖医療をめぐる課題
・生殖医療と優生思想
・ふるい分けられる命のひとりとして
3 障害女性への暴力
・性犯罪・性暴力被害者支援の現場から
・資料 DV相談支援センターにおける相談件数について
・コラム ジェンダー統計と障害女性
・全国のワンストップセンターにピア相談員を
・障害当事者の声で現場が変わる
・性教育バッシングと障害女性
4 異性介助
・望まない異性介助
・「嫌な気持ち」を「仕方ない」で済まさないで
・コラム 多様な性のありようを尊重する
5 災害と障害女性
・熊本地震を経験して
・障害女性の視点をいれた防災の取組を
・コラム 被災地障害者センターくまもとの経験から
6 コロナ禍と障害女性
・コロナ禍の障害女性の経験から
・コロナ禍で感じた困難と不安
・コロナ禍・精神科病院の実態と課題
7 国連でのロビー活動
・障害女性の課題をメインストリームに! ~国連人権条約ロビイング
ジュネーブでの対日審査を通して感じたこと
・DPI 女性ネットとの出会い
~JDF パラレルレポート特別委員会と日本審査をともにして
・コラム 「DPI 女性障害者ネットワーク」の存在証明(レーゾンデートル)
~サバルタンの声はカウンター・パブリックで生まれる
・コラム 全国初となった地方条例への障害女性の複合差別明記
・資料 障害女性にかかわる地方条例条文
・コラム 若い仲間たちよ、ともに進もう!
私たちの提言
おわりに
—以上—
2022年3月に、知的障害がある人の生活や就労を支援している北海道江差町にある施設で、障害のある女性に係わる0歳児遺棄事件が起きました。この同じ施設で、グループホームに入居しているカップルが結婚や同棲を希望する場合、不妊手術を受けることが20年以上前から条件とされていたことが発覚しました。氷山の一角ともいえるこの事件について、今必要とされている政策について、戦慄のうちに話しあったことをまとめて、国と地方公共団体の関係先に、2023年1月31日付で要望書を出しました。
(上記に関連することとして)
2022年3月12日付
障害のある女性に係わる0歳児遺棄事件に関する要望
https://dwnj.chobi.net/?p=1125