カテゴリー別アーカイブ: 国連に向けての活動(ジュネーブ)

ジュネーブ写真館 2016

2016年にDPI女性障害者ネットワークのメンバーが国連女性差別撤廃委員会の第7回・8回日本政府報告審査に関するロビー活動を行った時のジュネーブでの記録です。
 

●2016年2月13日女性差別撤廃委員会関係者や障害関係者に向けて、日本の現状と課題について英語版のリーフレットを作成しました。他に、これまで蓄積した活動のダイジェスト版等をCD-ROMに入れたり、ぱっとみて目立つようにクリアフォルダーに私たちのロゴシールを手作りして貼りました。本日上がった原稿の編集や連絡先を紹介してもらった委員会関係者へのアプローチも続いており、出発ギリギリまで諦めずに走ります!

●2月13日

今朝まで委員への個別アプローチなどして、これからジュネーヴへ。何人かはすでに空の上。関西のみなさんももう出ている頃かな。それにしても、搭乗口までが延々と長い道のり。最後にJNNCのメンバー、女性の地位協会のみなさんに遭遇!飛行機は別のようなので、経由先のヘルシンキでの再会を約束して、別れました。それでは。行ってきます。
●2月13日
 
経由地、ヘルシンキに。窓の外は晴天に雪。白樺のような林が見えてきれい!ここでもJNNCの同行者と会いました。そして委員からの新たなメールあり!ギリギリでアポ取りに成功!ジュネーヴまであと一歩。

●2月13日

最後の組もホテルに着き、みなさん無事にジュネーヴのホテルに到着。先に到着した組でロビー活動用の資料をセッティング!国連での活動は明後日の朝から。

●2016年2月14日

ジュネーヴは日曜日の早朝です。朝から、ホテルの部屋でみなさんの行動を調整中。今日は曇りの様子。現地時間で8時を回りましたが、外はまだ暗いです。

●2月14日
 
 
そして今日は少しの休息の時間を過ごしに、メンバーのジュネーヴ在住の友人宅へ。スイスの伝統料理、干し肉と、ラクレットチーズとおいしいデザートをいただきました!


国連の委員や関係者との面会で私たちの課題をどう伝えるか。ホテルのロビーで各チーム毎に最後の調整中です。時差の疲れもピークのなか、明日に向けて、もう一息!

●2016年2月15日

無事に国連パスをゲットしました。

開会までの間、カフェテリアで待ちます。

ランチタイムブリーフィングが始まりました!!開会しました!!!
開会式左奥に、議長の林陽子さん、対面にユニセフやWHOなどのGO、手前にNGO。

右から河口尚子さん、藤原久美子さん、真下弥生さん

国連から見える広場。


ランチタイムブリーフィング、無事に終わりました。

車いすを使っての移動の様子。

あっという間に日が落ちました。あまりに色々あった国連ロビー初日がなんとか終わりました。たくさんの経験になりました。明日まで、委員への追加情報提供が続きます。朝、このゲートを通ったのがもう随分前のような気持ち。明日、もう一日、乗り切ります。

ご支援いただいた皆さまへ。ジュネーブより、深い深い感謝を込めて。

国連ジュネーブ本部よりお礼ハガキを出させていただきました。ハガキ一枚一枚にコメントを書き、切手を貼っていると、ここまで来るのにどれだけの人の手に支えられていたのだろうかと、自然と涙がこみ上げてきました。 今回、渡航資金の多くを寄付という形で集めました。「まだ年金が入っていないから、少しだけど…」と届いた現金書留に千円が入っていたり、郵便口座の振込み額が5,555円(「Go!Go! Go! Go!」)だったり。国連でのロビーイング活動は何か月も前にこのような皆さんとのつながりから始まり、支えられていたのだと改めて感じました。

●2016年2月16日

いよいよ今日は日本報告審査の当日です。朝はギリギリの委員面談と情報インプット。そして傍聴がスタート。この間、メンバーは二手にわかれ、何人かは近くの事務所に国連の障害の特別報告官を訪ねています。

昨日、国連のカフェで話すことができた委員からの、障害女性に関する統計の不足と、そのための公共政策の不足についての質問がありました。政府(厚生労働省)回答は、女性に限られたものではないが、障害者に対するきめ細やかな支援を行っている、というものでした。 しっかり、聞いています。

ふひぃ。お昼休憩が2時間あるのは幸せ?と言いながらの昼食!ステーキと山盛りインゲンと不思議なアジアンテイストのヌードル料理にありつきました。ここは、A棟の地下レストランです。

 
国連の障害者権利ラポータ(特別報告官)のカタリーナさんに、条約の施行過程戦略をたっぷり1時間余り、お知恵拝借、熱くカタリーナ~(^_-)


午後のセッションがスタートしています。国の省庁からきた日本政府代表団が、委員からの質問に、主には日本語で答えています。年齢的には若い方が多いように思います。委員からの質問には、障害女性やマイノリティ女性グループの現状についてのものが多数出されています。マイノリティ女性についてのジェンダー統計の不足についてもたびたび指摘がされています。

 
日本審査が終わり、国連を後にしました。最後にうわさの国連のクジャクが見送ってくれました!

●2016年2月17日

今回、はじめてのCEDAWでのロビー活動で、国際障害同盟のビクトリアさんの強力な後押しを受けて、たくさんの委員に個別のアプローチをすることができました。障害女性の課題を個別課題とするのではなく、各課題のベースに障害の課題を位置づけ、主流化していくことが必要だ、という強い言葉を何度も聞くことができました。さまざまな課題も感じた活動でしたが、参加した一人ひとりがたくさんの貴重な経験を積むことができたと思います。今日で、メンバーの2名を残して、ジュネーブを離れます。今回の活動を支えて下さったみなさまに、心からの感謝を込めて。

ご支援ありがとうございました

ジュネーブでの活動報告はFacebookもしくはジャパンギビングをご覧ください!※ジャパンギビングは2019年にクローズされました。

<振込先>
◆ゆうちょ銀行 〇一八支店 普通口座 口座番号 4455652
名義 DPI女性障害者ネットワーク
(デイーピーアイジヨセイシヨウガイシヤネツトワーク)へのお振り込みをお願いします。

2016年1月27日12:00現在
寄付総額合計 1,975,412円
内訳)
Japangiving  839,300円のうち、713,405円(15%の手数料を引いた額)
ゆうちょ銀行 988,339円
現金書留、募金箱 273,668円

カンパを募集しています!2022

◆カンパを募集しています!

今夏の国連障害者権利委で
障害女性のロビイングのために◆

目標金額:60万円達成しました!

63万1千円ご支援いただいています。
たくさんのご協力ありがとうございます。
(2022年9月6日現在)

派遣メンバー帰国後コメント(9月6日 追記)

川合千那未
今回みなさまからの応援をいただき、メンバー2人と介助者3名でジュネーブに行くことができました!
委員のみなさんは私たちの話を真摯に受け止めて、質問の形にしてくれました。
それらの質問は、実際に日本に住んで、現状を見ているかのようでした。
私たちの声を直接伝えることはとても大切なことなのだと実感しました。
総括所見が出されたら、政府や自治体への働きかけに活用したいと思います。
ありがとうございました!

藤原久美子
ジュネーブでのロビイング・傍聴を終え、予定通りに帰ってくることができました。
会場のパレ・ド・ナシオンでは、孔雀と再会。日本から来た市民社会からの参加者、総勢110名でにぎわう中、会場の入り口やカフェなどで、資料を渡して私たちの思いを伝えることができました。委員は熱心に耳を傾けてくれ、直接お話しすることができてよかったです!ご支援・ご協力ありがとうございました!
また詳しくは、報告会で行いたいと思いますので、日程など決まりましたらお知らせします。ぜひご参加ください。

 

ジュネーブ, カンパ, チラシ表ジュネーブ, カンパ, チラシ裏

◆郵便振替口座
口座番号 00100-3-451127
加入者名   DPI女性障害者ネットワーク
払込用紙の通信欄にご送金の内訳についてご記入下さい。

◆ゆうちょ銀行
ア)ゆうちょ銀行からのお振込の場合
(記号)10170
(番号)44556521
(名義)ディーピーアイジョセイショウガイシャネットワーク

イ)ゆうちょ銀行以外からのお振込の場合
(店名)〇一八(読み ゼロイチハチ)
(店番)018
(預金種目)普通預金
(口座番号)4455652
(名義)ディーピーアイジョセイショウガイシャネットワーク

いずれも、振込手数料は恐縮ですがご負担下さい。

ゆうちょ銀行にご送金の場合、お手数ですが、メールでご送金の内訳をお知らせ下さい。

E-mail dwnj★dpi-japan.org   または dpiwomen★gmail.com(★→@)