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DPI女性障害者ネットワーク新実態調査報告書完成報告会in京都開催のお知らせ

DPI女性障害者ネットワークでは、昨年、約10年の時を経て刊行した「障害のある女性の困難―複合差別実態調査とその後10年の活動から―」を記念して報告集会を開催しています。
今回は京都での開催のお知らせです。

京都での開催では、性暴力被害者への支援をメインテーマとして、私たちが求める支援、そして支援に関わってこられた方々と学習会を通して交流する機会に繫がればとの願いをこめて開催いたします
ご参加よろしくお願いいたします。

DPI女性障害者ネットワーク新実態調査報告書完成学習会in京
「私たちが性暴力被害者への支援にもとめていることって」

〈開催日時〉
2024年3月23日(土)13時30分~16時30分
※受付開始13時から

〈会場〉
同志社大学新町キャンパス新創館

〈参加費無料〉

〈定員〉
80名(会場参加:事前申込み制)
※手話通訳が必要な方は3月13日までに下記へご連絡ください。
※YouTubeリアルタイム配信有り(申込まれた方へURLお送りします)

〈参加申し込み・お問い合わせ〉
障害者権利条約と完全実施をめざす京都実行委員会女性部会(香田・村田)
連絡先:090ー8886ー9377
miyabi-kyotojapan@docomo.ne.jp
FAX:075ー671ー8418

〈開催趣旨〉
「性暴力被害者ワンストップ相談支援センター」が私たち障害女性にとってアクセスしやすい身近な相談窓口になってほしい。性暴力被害者支援への「障害者の視点」を取り入れた支援を呼びかけたい。そして障害当事者によるピア相談が普及する機会となるように期待を込めて開催します。
お話の中で、それぞれに気づきがあったら嬉しいです。

〈DPI女性障害者ネットワーク複合差別実態調査報告書〉
障害があり、女性であるために被る困難を可視化しようと、2012年に初版を刊行、約10年の時を経て、このたび、その後の活動をテーマ別にまとめた「障害のある女性の困難―複合差別実態調査とその後10年の活動から―」を刊行しました。
新実態調査報告書でも中心的に取り組んできた障害女性とともに様々な立場の方々からコラムへの寄稿をいただきました。
障害女性への暴力も重要なテーマとして取り上げています。
私たちの活動の原動力となっています。

〈報告者〉
◎井上摩耶子(ウィメンズカウンセリング京都・京都SARA)
「男女共同参画」と「健常・障害者共同参画」を求めて
◎周藤由美子(ウィメンズカウンセリング京都・京都SARA)
「障害のある女性が相談しやすくなるために~京都SARAの取り組みの現状~」
◎岡山祐美(日本自立生活センター ピアサポーター)
「望まない異性介助」
◎香田晴子(日本自立生活センター代表・京都SARA支援員)
◎村田惠子(DPI女性障害者ネットワークメンバー・京都頸髄損傷者連絡会会長・京都SARA支援員)
トークセッション「私たちが性暴力被害者支援に関わって感じていること」
◎森本京華(20代の女性障害者の方)
「初めて知った私の性」
◎DPI女性障害者ネットワークメンバー

〈コーディネーター〉
◎瀬山紀子(埼玉大学ダイバーシティ研究センター准教授・DPI女性障害者ネットワークメンバー)

主催:DPI女性障害者ネットワーク
共催:障害者権利条約の批准と完全実施をめざす京都実行委員会女性部会・ウィメンズカウンセリング京都・日本自立生活センター・京都頸髄損傷者連絡会

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▽PDF/▽ワード版テキスト

厚労省記者クラブ記者会見のお知らせ

8月に行われた、障害者権利条約の初の審査でロビイングを行い、国連から出された総括所見をどのように活かしていきたいのかを女性としての目線から報告します。

ぜひ会場に来て私たちの生の声をお聞きください!

複合差別に直面する障害女性の課題をメインストリームに!!
~国連障害者権利条約(CRPD)第1回総括所見を受けての記者会見~

DPI 女性障害者ネットワーク
日時:2022年10月 18日(火)13:00 ~14:00 
場所:厚労省記者クラブ 

今年8月22(月)・23(火)に、国連障害者権利条約(2014年日本締結)の初の審査が、
スイスの国連ジュネーブ本部で行われました。
条約には、障害女性の複合差別への認識と人権の保障、障害女性のエンパワーメント確保を求めた、第6条があります。
世界の障害女性たちの強い働きかけで実現しました。
障害女性は、女性であり障害者であることで、2重3重の困難、複合差別に直面しています。
就労率や収入の低さが際立ち、経済的な面でも困難な状況に置かれやすい立場です。
「障害者」として一括りに扱われており、リプロダクティブ・ヘルス・ライツを否定されがちである一方で、性被害などにあいやすい立場でもあります。

しかし、データが不足しており、可視化が難しく、障害者支援制度と女性支援制度の間で谷間に落ちている状況です。障害女性の問題は、障害者権利条約の重要な課題です。

私たちは今回ジュネーブにメンバーを派遣し、障害女性の課題のメインストリーム化に向け、現場の切実な声を届けてきました。
そして9月9日に公表された総括所見には、障害女性の課題が14項目に渡り、懸念・勧告として書き込まれました。

メンバーのプロフィール

川合千那未:脳性麻痺があり、24時間の常時介助を受けながら、障害女性の活動や自立生活運動に関わっています。

藤原久美子:視覚障害があることで中絶を勧められた経験から、障害女性の複合差別解消に取り組んでいます。

南 由美子:自分自身の聴覚障害の経験から、障害があっても安心して子を生み育てるられる社会を考えています。

田中恵美子:障害のある女性のSRHRの実現に向けて、特に知的障害女性の研究・支援を行っています。

私たちは2016年にも国連女性差別撤廃条約へロビイングを行い、強い勧告を引き出しました。
それがきっかけとなり、優生保護法問題の国内での大きな動きにつながりました。
今回、私たちの声が審査にどう反映され、国の姿勢はどのようなものだったのか、
そして総括所見を今後どのように政策に反映させていきたいのかを報告します。

  • DPI 女性障害者ネットワーク 連絡先:dpiwomen@gmail.com または dwnj@dpi-japan.org
  • ホームページ:https://dwnj.chobi.net/
  • Facebook https://www.facebook.com/dpiwomennet Twitter アカウント名 : @DWNJapan
  • 記者会見連絡先:藤原  (kumiko.f0309@gmail.com) 080-6217-4501

チラシのダウンロードはこちら
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ジュネーブ派遣報告会~障害女性の課題をメインストリームに!~開催のお知らせ

2022年8月に行われた、障害者権利条約の対日審査にDPI女性障害者ネットワークメンバーが3名派遣されました。
みなさんにたくさんの応援をいただいたお礼と、報告のため、イベントを開催します!
ロビー活動や、国連障害者権利委員会を傍聴を通して、それぞれが感じたことなどを話します。
そして、その後に出された総括所見をどのように活かし、障害のある女性にかかわる課題の周知や改善を働きかけていくか考えます。
ぜひご参加ください。

《日時》2022年11月12日(土)午後2時~5時

《場所》DPI日本会議 事務所 東京都千代田区神田錦町3-11-8 武蔵野ビル5階
    ※オンライン中継も予定しております。

《共催》NPO法人CIL神戸Beすけっと・認定NPO法人DPI日本会議

申し込み方法などについては、追ってご案内いたします。

優生保護法被害訴訟の集会案内

2022年2月8日、開催予定の「優生保護法被害訴訟の集会案内」チラシを掲載します。

オンライン参加も可能ですので、是非ご参加ください。

ジュネーブ派遣カンパのおねがい テキスト版

障害女性を再びジュネーブへ!!
~2019年 国連障害者権利条約ロビイングのためのカンパをお願いします~

◆ジュネーブ派遣カンパのおねがい◆      ◆カンパ状況◆
(サムネイルをクリックしてご覧ください)   

                     2019年9月10日までに集まった金額 29万50円
                    2019年事前審査派遣にご支援ありがとうございます。
                                                みなさまのご協力により2019年度、メンバーをジュネーブに派遣することが出来ました!
また、来年の本審査派遣にむけて引き続きカンパを募集しています。
カンパ状況も引き続き更新してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

(画像クリックで拡大表示ができます) 

▽チラシPDF
▽チラシワードテキスト版

目標 28万円

私たちDPI女性障害者ネットワークは、優生保護法の撤廃と障害女性の自立促進・エンパワメントを目的に、1986年に活動を始め、現在も障害女性の複合差別解消に取り組み、国内外に働きかけをしています。
2020年には障害者権利条約第1回日本審査が予定されています。
そのため、今年2019年9月に国連本部のあるスイス・ジュネーブで行われる「事前作業部会」に、障害女性とそのサポーターを派遣し、複合差別の課題を委員に訴えたいのです。
2014年に条約を批准した日本は、これが最初の審査です。今後の日本が、この条約をどのように履行していくのかを問われる、とても重要な意味を持つ審査となります。
日本の法律に障害女性の複合差別を盛り込み、複合差別を可視化するためのデータ収集、そこから見えてきた課題(参画・性暴力防止・社会サービスへのアクセス)を解消すべく取り組みます。

ぜひ、あなたの熱い応援で、このミッションを成功に導いてください!

カンパの送り先について
◆郵便振替口座 郵便局備え付けの払込用紙(青色)をご利用いただけます。
口座番号 00100-3-451127
加入者名   DPI女性障害者ネットワーク
振込手数料はご負担下さい。
払込用紙の通信欄には「ジュネーブカンパ」とご記入をよろしくお願いいたします。

◆ゆうちょ銀行
ア)ゆうちょ銀行からのお振込の場合
(記号)10170  (番号)44556521
(名義)ディーピーアイジョセイショウガイシャネットワーク

イ)ゆうちょ銀行以外からのお振込の場合
(店名)〇一八(読み ゼロイチハチ)
(店番)018  (預金種目)普通預金(口座番号)4455652
(名義)ディーピーアイジョセイショウガイシャネットワーク

ゆうちょ銀行にご送金の場合、お手数ですが題名を「ジュネーブカンパ」としてメールでお知らせ下さい。
E-mail dwnj@dpi-japan.org または dpiwomen@gmail.com

目標額を超えた場合は、2020年日本審査ロビイング渡航費用にあてさせていただきます。

2016年の国連ロビイングの報告書を発行しています。
『国連女性差別撤廃委員会の第7回・8回日本政府報告審査に関するロビー活動 障害女性たちがジュネーブへ飛んだ!報告書』(2016年4月)
頒価千円・残部僅少 ご関心ある方はお問い合わせください!

DPI女性障害者ネットワーク お問合せ先:dwnj@dpi-japan.org または dpiwomen@gmail.com
ホームページ: https://dwnj.chobi.net/   Facebook、Twitterやってます!

チラシ裏面
権利条約には第6条をはじめとして障害女性の複合差別に関する条項があり、批准国にむけて第6条の公式解説書(3号意見)も出されているように、重要な条項として位置づけられています。

改めてロビーイングするのはなぜ?
障害女性の複合差別は、女性であり障害者であることから、様々な要素が複雑に絡み合って起こるため、非常に見えにくく、解決されにくい課題です。
性差別の課題はすべての条項、つまり自立生活・教育・就労といったもの全てに横断的にかかる課題であるのですが、周辺化されやすいという面があります。
例えば、第6条を定めている障害者権利条約の委員会には18名の委員がいますが、2016年選挙後、障害女性はたった1人という状況になっていました。条項があるから複合差別の課題が常に意識されるか?というと、そうではないというのが現状です。これを大きな問題と捉えた世界中の女性たちが声をあげ、2018年選挙の結果、障害者権利委員会の女性委員は6名となりました。
特に日本はジェンダーギャップ指数が、149カ国中110位と大変低く、性差別の問題が常に認識されているとは限りません。だから複合差別の認識のある障害女性が、実際に委員に訴えることが大切なのです。

どうして事前作業部会に行く必要があるの?
事前作業部会は、日本の審査を担当する委員数名が非公開で会議を行い、日本政府にどのような質問をするのか「事前質問事項」を決める重要な場となります。事前にレポートを提出し、許可された市民団体・グループのみが、ここで意見を述べることができるのです。この「事前質問事項」に複合差別の課題を入れられると、2020年の本審査で質問され、日本政府はその質問に答えないといけなくなります。
2016年女性差別撤廃委員会日本政府審査の時も、障害女性の課題が事前質問事項に取り上げられたことが大きく影響しました。
女性差別撤廃条約の審査では、障害のある女性に対する国内での取組も審査されるため、これまでにも国連にレポートを送って来ましたが、前回審査では、他の女性団体と共に実際にジュネーブに行き、直接、委員に、自分たちの思いを伝えることができました。
委員たちはとても熱心に耳を傾けてくれました。そうして出た勧告の一つが「優生保護法被害者の調査や謝罪、補償」を求めるものでした。この勧告が、優生保護法問題が大きく動くひとつのきっかけとなったのです。

日本国内では、障害者基本法、障害者差別解消法にも「性別」としか記載されておらず、複合差別に焦点を当てたものとはなっていません。
国連勧告は、国内の課題を大きく動かすきっかけになります。

参考
障害者権利条約 第6条「障害のある女性」

1 締約国は、障害のある女性及び少女が複合的な差別を受けていることを認識し、また、これに関しては、障害のある女性及び少女がすべての人権及び基本的自由を完全かつ平等に享有することを確保するための措置をとる。
2 締約国は、この条約に定める人権及び基本的自由の行使及び享有を女性に保障することを目的として、女性の完全な発展、地位の向上及びエンパワーメントを確保するためのすべての適切な措置をとる。

障害のある人の権利に関する条約 川島聡=長瀬修仮訳(2008年5月30日付)より

DPI松山大会の案内

5/30(木)、31(金)「第35回DPI日本会議全国集会in松山」と

「障害女性」分科会のご案内

 

全国集会タイトル

障害者権利条約に沿った社会へ~おいでんか 癒やしの愛媛に~

 

全体会テーマ

「来たぞ見直し!障害者権利条約の完全実施へ国内法のバージョンアップを!

~障害者基本法改正から障害者差別解消法見直しへ~」

 

分科会は「地域生活」「教育」「障害女性」

「特別分科会 バリアフリー」あわせて四つが31日の午後1時半から開かれます。

下記は「障害女性」分科会の案内です。

——

障害女性

「優生保護法が奪ってきた当事者の選択~幸せはわたしが決める~」

 

優生手術を受けた被害者の「子どもを産みたかった」という悔しさ、怒りは当然の感情であり強い共感を覚える。優生保護法の犯した罪は深い。一方で、「子どもを産み育て、家族を持つことこそが幸福」という価値観を伴ってマスコミ報道が流れる時、そこにそうでない人は不幸であるという画一的な考えを感じ取る人々もいる。報道を通じて、「子どもを産んで家族をつくることが幸福。それを奪った罪は深い」と受け止める人々は多い。

だが、「子どもを産んで家族をつくることが幸福」というような社会の受け止めは、どこからきているのだろうか?子どもを持たないことはそれだけで不幸なのだろうか?問題の本質は、性や生殖にかかわる自己決定の権利が、国策によって歪められ、個々人に画一的な価値観やライフスタイルを強いていることではないだろうか?

この分科会では、障害女性に投げかけられてきた、子どもを「産む/産まない/産めない」ことを、優生保護法を切り口に考える。広島県の川本澄枝さんは、20年以上前から強制不妊手術の被害を訴えてきた故・佐々木千津子さんと共に活動してきた。ご自身の体験も交えてお話をうかがう。

また、性と生殖・健康に関する権利を中心に、障害女性のこうむる複合差別について解説する。

さらに、全国の裁判状況や救済法について、最新の報告を聞き、参加者と意見交換を行なう。

障害のあるない、性別問わず、どなたでもご参加ください。

 

■登壇者

「佐々木千津子さん!今、なんでここにおらんの?」

川本 澄枝(障害者支援センターてごーす代表・事務局長)

「障害女性の複合差別と優生保護法」

臼井 久実子(DPI女性障害者ネットワーク)

「優生手術裁判の状況と救済法」

藤原 久美子(自立生活センター 神戸・Beすけっと)

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プログラムや、申込み方法、お問い合わせ先など、

詳しくは、DPI日本会議サイトをごらんください。

DPI日本会議サイト(トップページ)

障害学会大会シンポジウム「旧優生保護法訴訟から考える障害者の生」

2018年11月17日(土)静岡県浜松市 クリエイト浜松
障害学会大会シンポジウム「旧優生保護法訴訟から考える障害者の生」
登壇者:佐藤路子さん(仮名)、利光惠子さん
主催 障害学会(大会実行委員会)
ホームページはこちら

(参考情報)
障害学研究(通号15)特集 第15回大会 シンポジウム 旧優生保護法訴訟から考える障害者の生 2019年

緊急シンポジウム 優生手術の「闇」を暴く ~映画「忘れてほしゅうない」上映&トーク

2018年5月13日(日)14:00~16:00 広島市総合福祉センターホールA+B
緊急シンポジウム 優生手術の「闇」を暴く
~映画「忘れてほしゅうない」上映&トーク
登壇者:利光惠子さん、横藤田誠さん
主催 障害者生活支援センター・てごーす
チラシPDFはこちら